11月例会(オリジナル例会)は無事終了いたしました。
謹啓
時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。さて、これまでの例会は製薬会社の協賛により「精神科外来薬物療法研究会」を兼ねて開催する形式でした。そのため、例会では薬物療法以外の話題を取り上げにくい設定となっていました。
そこで、本年度より、会員間で共有するべき多くの課題を扱える機会を作るという目標を立て、これを東精診が企画運営する例会=「オリジナル例会」と名付け、年2回開催予定で鋭意準備して参りました。今回の特色は以下の3点です。
日頃、社会保険審査に深い関りがある、東京都医師会の蓮沼先生にご講演をお願いしました。蓮沼先生は是非とも会員にお届けしたいと意気込んでおられます。滅多にない機会ですので、是非ご参加ください。
最近各地で大災害が相次いで発生しています。東京では大地震が最も脅威となっています。自院が打撃を受けた場合、初期対応はどうすればいいのか。医薬品の確保は、電気設備は、等々、東精診としての対策をまとめ、関係機関に協力をしていかねばなりません。支部別協議で練っていきます。
最近の東京で、二次救急は増加しています。精神科診療所は精神科救急とこれからどのように関わっていくのか。ケーススタデイを通じて一緒に考えていきませんか。
特に初期救急担当医の先生は是非ご参加ください。なお、開催準備の都合上10月31日、水曜日、17時までにご出欠の回答を事務局まで、ご連絡くださるよう何卒よろしくお願い申し上げます。
謹白
会長 神山 昭男
総合司会・進行 浅川 雅晴 理事
平 幸司 委員
紫藤 昌彦 副会長
講師:久東京都医師会理事 蓮沼 剛 先生
講演要旨
最近の東京都における保険医療機関等の指導・監査に関して、平成29年12月21日厚生労働省保険局医療課医療指導監査室発表の報道資料によると、平成28年度における医科における保険医療機関等の指導・監査等の実施状況は下記の通りである。
特徴等としては、保険医療機関等の指定取消処分(指定取消相当を含む。)の原因(不正内容)を見ると、不正請求(架空請求、付増請求、振替請求、二重請求)がそのほとんどを占めている。 また、指定取消処分(指定取消相当を含む。)に係る端緒としては、保険者、医療機関従事者等、 医療費通知に基づく被保険者等からの通報が18件と取消(指定取消相当を含む。)件数(医科・歯科・薬局全体27件) の過半数を占めているとのことである。 また、これまでの精神科の保険医療機関における個別指導において、指摘を受けた事項は、特に精神科専門療法に関しては、1)通院・在宅精神療法の算定における不適切な例、2)精神科ショート・ケア、精神科デイ・ケアの算定における不適切な例、3)精神科作業療法について、当該療法を実施した日に医師の診療がない例、4)持続性向精神病注射薬剤治療指導管理料の算定において診療録に治療計画及び指導内容の要点の記載に不備がある例などがあげられた。
神山 昭男 会長
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